DALL-E3とChatGPTはどちらもOpenAIが開発しているツールですが、その2つのツールが一緒になっちゃったので早速使ってみます。
ChatGPTユーザーからすると、画像と文章をセットで生成できるのはかなりすごい進化です。
BingのDALL-E3の画像生成AIは記憶に新しく、すごいと思ったのですがBingよりChatGPTを多用していたのでこのアップデートはかなり嬉しいです。
この組み合わせて色々できそうですね!
では早速使ってみます。
DALL-E3とは
Open AIが開発した画像生成AIで、DALL -E3が最新のバージョンとなります。
DALL-E:2021年
DALL-E2:2022年
DALL-E3:2023年(現在最新)
若干プロンプトを書くのが難しかったDALL-E2から初心者でも扱いやすくなったDALL-E3
かなり画像のクオリティが高いと評判です。
DALL-E3は商用利用OK?
DALL-E3は商用利用OKです。
公式のページにも記載があります。
DALL·E 3 will be available to ChatGPT Plus and Enterprise customers in early October. As with DALL·E 2, the images you create with DALL·E 3 are yours to use and you don’t need our permission to reprint, sell or merchandise them.
DALL-E 3 は、ChatGPT Plus と Enterprise のお客様に10月上旬に提供される予定です。DALL-E 2と同様、DALL-E 3で作成した画像はお客様の自由な使用となり、転載、販売、商品化の許可は必要ありません。
https://openai.com/dall-e-3
生成した画像を全て商用利用できるのは安心して使えます。
DALL-E3を使ってみる!
ChatGPTでDALL-E3を使うための注意点
ChatGPTも無料版では使用不可
今回紹介するChatGPTでDALL-E3を使うためには、ChatGPT PLUS、またはChatGPT Enterpriseに加入している必要があるため、ChatGPTに料金が発生していることになります。
料金はChatGPT PLUS 20ドル/月
制限がある
どのような制限があるのかをChatGPTに聞いてみました。
DALL-Eにはいくつかの制限やガイドラインがあります。以下は生成できないまたは推奨されない画像の一部です。
- 公共の人物や有名人の画像: 実際の公共の人物や有名人の画像の生成は避けられます。代わりに、一般的な記述やジェネリックな表現を使用して画像が生成されます。
- 最近のアーティストのスタイルの模倣: 最後の作品が100年以内のアーティスト(例:ピカソやカーロ)のスタイルを直接参照しての画像生成は避けられます。代わりに、そのアーティストのスタイルを表す独自の記述が使用されます。
- 不適切または攻撃的な内容: 不適切、攻撃的、または差別的な内容の画像は生成されません。
- 個人情報の表示: 個人情報や機密情報を含む画像の生成は避けられます。
他のオンライン上で動く画像生成サービスと同じ感じですね。
使い方
ChatGPT PLUSに加入していたら画面中央にPLUSの文字があります。
GPT-4をクリックするとポップアップでDALL-E3の文字が出てくるはずです。
まだ表示されていない方もいるようですが、待っていたら表示されるようになりますのでお待ちください。
今回は、この記事のアイキャッチを作ってもらうことにしました。
DALL-E3のことについてブログ記事を書いていますので、イメージに合うブログのアイキャッチ画像を作りたい。
了解しました。DALL-E3に関連するブログのアイキャッチ画像の詳細な内容を教えていただけますか? たとえば、DALL-E3が何をしている場面や、背景、色合いなどの具体的な要望があればお知らせください。それに基づいて最適な画像を作成いたします。
DALL-E3がイラストを作成している様子でカラフルな色合い、モニター越しに作成している様子を描いてください。
なかなかいい感じに作成してくれました。
一度に4枚作成してくれますが、左上から右上の順で番号が振られているようです。
作成してもらったのは良いですが、ブログのアイキャッチには合わない正方形で出力されています。
番号を指定して大きさや色合いを変更してみます。
2番目の画像を16:9で書き出してください。 背景をもう少し暗くしてください。
ちょっと派手だった背景が若干暗めになり、横長の画像として書き出してくれました。
思ってたよりいい感じにできました。
画像をクリックするとイラストが大きくなり確認しやすくなります。
右側には、ChatGPTが考えてくれたプロンプトが表示されています。
DALL-E3がイラストを作成している様子でカラフルな色合い、モニター越しに作成している様子を描いてください。
16:9で書き出してください。 背景をもう少し暗くしてください。
スマートでモダンなDALL-E3ロボットが、デジタルタッチペンを使ってタッチスクリーンモニターに鮮やかなアートワークを描いているイラスト。雰囲気はスクリーンからの輝きに満ちた色合いで満たされているが、背景はそれを強調するために特に暗くなっている。
ChatGPTに大まかなイメージを伝えると、内容を汲み取って変換をしてくれています。
Illustration of a sleek, modern DALL-E3 robot using a digital stylus to create a vivid artwork on a touchscreen monitor. The ambiance is filled with radiant hues from the screen, but the background is notably darker to emphasize the
完成したイラストがこちら
かなりハイクオリティです。
これが商用利用できるのであれば色々なことに使えそうですね!
DALL-E3は無料でも使える?
1.Bing Image Creatorで無料生成する
下記ボタンからBing Image Creatorへアクセス!
生成したいイラストを白い枠の中に書いて参加して作成
を押す
Microsoftアカウントを入力(もしくは作成する)
サインインすると先ほど入力したイメージが作り始まります。
猫のフードを被った男の子を描いて
DALL-E3だから流石のクオリティですね!
画像生成する毎にポイントが減っていき、0になると生成できなくなります。
もう一度生成するとポイントが減っているのがわかります。
2.Bingチャットで無料生成する
BingでもDALL-E3を使用して画像生成することが可能です。
以下簡単な手順です。
MicrosoftEdgeを起動して、検索バーの右側のb
をクリックする
①で会話のスタイルをお好みで変更します。
- 厳密に・・・簡素で単刀直入なチャット
- バランスよく・・・情報豊富で親しみやすいチャット
- 創造的に・・・オリジナルで想像力に富んだチャット
②画像生成したい『もの』や『こと』を入力します。
かわいい猫の画像を作ってくださいと入力して進めています。
Bing×DALL-E3の『より厳密に』で生成した画像
Bing×DALL-E3の『よりバランスよく』で生成した画像
Bing×DALL-E3の『より創造的に』で生成した画像
商用利用について
この画像は商用利用可能ですか?と質問してみました。
この画像は私が作成したものですが、商用利用はできません。この画像はあくまで会話のために作成したものであり、著作権は私に帰属します。この画像を商用利用すると、法的な問題が発生する可能性があります。ご了承ください。🙏
GPT-4 を搭載した Bing チャット
毎回、生成される言葉が若干違いますが、商用利用OKとは言ってくれませんので、商用利用しない方が無難でしょう。
まとめ
ChatGPTでDALL-E3を使ってみましたが、さすがのDALL-E3と思いました。
ただ、プロンプトではなく大まかなイメージを伝えたとしてもChatGPTがしっかりとしたプロンプトを書いてくれますのでさらに画像のクオリティが上がることに驚きです。
今回使用したChatGPTでDALL-E3を使うためには、ChatGPT PLUS以上に加入しないといけませんが、現在PLUS以上に加入されている方ならすぐに使用することができるはずです。
試しに使用したい方でもBing Image Createrで使ってみることもできますので、一度このハイクオリティな画像生成AIに触れてみてはいかがでしょうか?